とても素晴らしい音楽は違うと思うのですが・・・。
特に即興で感性を研ぎ澄ませて踊りたい場合、音楽選びはとても悩みます。
感性を研ぎ澄ませるための音楽って、はたしてこの巷に溢れる星の数ほどある作られた音楽の中でどれだけあるのかなと、パフォーマンスのための音楽選びのたびに感じてしまうのは素直なキモチです。。。しか~し、そんなお前の目的のために音楽は作られてない!と言われてしまえばそうなんですが
。
それにね、既成の音楽ならば、純粋な一期一会な即興は成立しないから当たり前なんですが。。。
昨夜は銀座の雑居ギャラリービル、奥野ビルの一角、プラットフォームスタジオにて、画家の和田彰さんとの即興コラボレーションをしました。
和田彰さん、仲野泰生さんの二人展「夜の野面石」の中でのパフォーマンスということでお誘いいただいたコラボレーションだったのですが、夜、闇、が舞台ということで、今回は画家とダンサーのダイレクトな繋がりを大事にしたかったため、音楽は使いませんでした。
闇の中、画家の作業する音や、雑居ビルの廊下に響く人の声などがする中で、緊張感を保とうと私的には動きすぎたキライがあり、反省
ですが、静と性がクロスする、とても濃厚な闇の30分間を体験することができました。
私、というよりも、私なのか私でないのかも判らない、或る一人の匿名の女が、独り闇の中でしか吐露し得ない、言葉にならないような心中をまさぐるように展開する結果となりました。。
パンドラの箱状態になってしまいましたが、闇自体が独りの人間から引き出す力は凄いと感じました。
そして鏡を見つめるように、観て下さった方々とも一緒に闇巡りができていたとしたら、とてもとても嬉しいです
そして闇の中、互いに何をしているか判らない中で、空気や間を読みながら、でも無我夢中になりながら、平行世界を展開する中で、関係性が生じる瞬間がある、ということが多少なりとも実証できたのかなと、当の私には感じましたが、ご覧になった方の目や感性にどのように伝わったのかは判らないのですが・・・。
闇を巡る中で出遭った画家さんからは、絵も、ダンスも同じように自分の内面を抉り出す作業でもあり、かつ一人の力だけでは作り上げられないものだ、ということを教えられました。
出来上がった絵は、和田さんの描いたものなのに、なんだか自分も描いていたようなキモチになり、素敵な絵ですね、とは言えないなんとも複雑な心境でとても面白い体験をさせていただきました。
それから、こういった、音楽と関わることのない経験が、ダンサーとして改めて音楽と関わる時に、どんな形で生かしていけるだろうか、と思うととてもワクワクします。
これからもいっぱい経験を積み重ねながら、感性と表現する力を磨いて生きてゆきたいとおもいます。
素敵な体験をさせていただきまして、本当にありがとうございました!
なお、二人展は今日まで開催中です。銀座にお立ち寄りされる場合はぜひ♪
二人展「夜の野面石Ⅱ」和田彰&仲野泰生
2007年12月10日(月)~12月15日(土)13:00~19:00(土曜は17:00まで)
夜の野面石Ⅱ
「冒険と日和見」「花と徒刑囚」「過疎と乳輪」「麻痺と観音」などの二つの野面石(二人の対極的作家)が織りなす「夜の歌」を聴け。
会場:銀座PLATFORM STUDIO
銀座1-9-8 奥野ビル515 電話:070-5545-7067
地下鉄有楽町線「銀座1丁目」駅・10番出口より1分
銀座線「銀座」駅・A13番出口より5分
JR線「有楽町」駅より6分





