私は、正義とか、善って、どうも好きになれなくって、『ポニョ』を観ててもなんか『良い子』『善』なるものが全面に出されてると、ダメみたいです。
ポニョの中にさりげなく、女の子にだってあるイノセントなゆえの邪悪な部分が、大人の視線から曖昧に描かれた部分があったら、良かったのにという気がします。
昨日は『コロー』の展覧会や、『ダークナイト』を観て、よけいそんなことを考えたのだけど。
コローの描く絵は、森の光に含まれる、暗さが気になりました。
完全に明るい光に包まれた絵ではない分、画家の他人へ向けた気遣い、優しさや温かさが感じられて、今の時代に必要なスピリットが宿っている気がしました。
そして、『ダークナイト』って、カタカナで書いてあったから、『暗い夜』かと思っていたら、『闇の騎士』だったのでした。
例えば、『鉄コン筋クリート』みたいに、主人公のクロが狂な子でシロが善い子、ってな感じに完全にシロクロ単純に描かれてしまうと、釈然としません。
今回のバットマンみたいに、『光の騎士』なる正義漢が悪に陥る風刺が描かれていたり、自分が存在するから悪も存在するジレンマに悩む、ダークなヒーローの姿が描かれてるのって、私は結構惹かれます。
私もいつか、光と影の滲んだ絶妙な表現ができたら・・・と思います。 時間かかりそうだけどね★




