踊ることって、自分を出すことだけど、自分を出すことが必ずしも周りには心地よいものではない。
心地よいものである必要は必ずしもないこともあるけどね。
でも、舞台に立つってことは、大地を必要以上に踏みしめて、人前で必要以上にアピールすることなわけだからね。
自分はたとえ満足したとしても、心地悪いもんしか空間や人前で放出できないとしたら、よくないと思います。
2年前に越後妻有トリエンナーレに参加して、地元の人たちと交流を深めて、そのあたり、とても考えさせられました。
そのときは、廃校の真田小学校でのパフォーマンスの機会を頂いたのですが、本番前に参加した地元の鉢の方々との公民館での飲み会で、ポンポンと出てきた言葉がいたく胸にしみました。
『私らには(あんたが)偉かろうがそうじゃなかろうが関係ない』
『ワケのわからないものをやってると帰っちゃうもん』
無名の芸術家の端くれが、ワケのわからないことを山里の廃校でやったら、かなり悲惨だな、と思いました。
そこから火が着いた様に、どんな場所であろうと、自分の表現に妥協はしない、でもどんな人も立ち去らないパフォーマンスをしたいとかなりあがいてここまで来た気がします。
昨夜は、そんな地元の方々が、舞台を観に来てくださって、とても喜んでくださったのが、本当に嬉しかったです。
踊ることで、赤の他人が他人でなくなるマジカルな瞬間がある。
だから私は踊りたいなって、思います。
これからも、地面をしっかり踏みしめながら、大地や人との触れ合いを楽しんで踊って生きたいです。
曽我さん、ヒグマさん、お酒をご一緒した松代の皆様、そのほか関係者の皆様に、素敵なひと時を本当にありがとうございました。
来年は越後妻有トリエンナーレ第4回目だそうです。
来年の夏も越後妻有ファンとして、行きたいと思います。
だってこんな素敵なんだもの。




