『私の笛も、数式で証明できるって言われたんですよ』
今月の頭に雲龍さんがおっしゃりました。
佐治晴夫先生がおっしゃられたとのことで、私も納得しました。
素晴らしいパフォーマンスは、数式で証明できると、私も思います。
「科学は、完結した論理の世界です。その科学を支える背後には、自由奔放な数字の世界があります。ここで、自由奔放と言ったのは、数学は一つの公理から出発しますが、この公理の一部に課せられた条件を緩めることによって、新しい世界を開いていけるからです。」(佐治晴夫著『からだは星からできている』)
その一例として佐治先生が挙げられているのが『虚数 i 』=imaginary numberです。
虚数は、実在しない想像上の数ではない。クリエイティブな数です。
「パソコンや携帯電話、建築から機械産業のすべてが、この虚数の応用から生まれた技術です。宇宙の誕生が、「無」からのさりげない発生だという理論も、虚数の時間を仮定することによって、構築されています。このように、ルールを破ることから、新しい世界が見えてくるというのが、数学がもつ自由性の興深いところなのです。」(佐治晴夫著『からだは星からできている』)
つまり、虚数も、かぶくものだなって思います。
舞台での即興パフォーマンスも、イマジナリーナンバーとおなじく、首尾一貫、軸をぶらさずに予定調和を破ることから、新しい、そして真実の世界が見えてくるものだと、私は思います。
昨晩のSOGEN先生とのパフォーマンスも、多分、数式で表せるものだと思います。
舞踏も書道も、武道と同じように一期一会の世界。
容赦も妥協もせずに取り組ませていただきました。
即興パフォーマンスというのは、予定調和が一切許されないパフォーマンスのはずです。
馴れ合いは禁物、談合は禁物、合気道でいうところの『お手盛り』は禁物。
シンプルに、即興の真髄にしたがって自由奔放にお手合いさせていただきました。
終演後のご挨拶でもお伝えしたとおり、何ら悔いのないパフォーマンスになり、SOGEN先生、そしてジー君に心より感謝しております。
そして、お越しいただいたたくさんのお客様に、長丁場をお付き合いくださり、本当に、本当に有難うございました。
そして、何よりも、ここまでのパフォーマンスをさせていただいたSOGEN先生に、心から、有難うございます。
今後も調和を目指して舞台に向かいたいと思います。
ちなみに、冒頭で飲んだコップ酒は、『松乃井』、SOGEN先生の故郷、越後の美味しいお酒でした。
松乃井は、やはり、うまいです





