明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
正月を実家で穏やかに過ごしています。
が、テレビで契約を12月末で打ち切られた派遣労働者が公共の施設に身を寄せているニュースを目にしました。
契約を切られて戻る家がどこにもない方々は、今年に限らず実家には戻らずに正月を迎え続けて来た方々なのではないか…
と思った瞬間に去年真夏の海で出会った孤児の子たちを思い出しました。
そして、家族の崩壊や、田舎に帰れない事情がまず先にあった日本社会の暗闇が日に照らし出されて露呈したように感じました。
ここまで彼等が行き着くまでには他人や社会や政府もジャーナリズムも気づかない、気づけない、或いは気づこうとしなかった、目には見えない孤独な月日の積みかさねがあったはずと感じたのは、私だけなのかしら…。
今年が良い年になるとは到底思えない。
社会が良くなるとは思えない。
モラルが低下した他人が増えてるとしか思えない…。
そんなこんな気持ちが誰にも漂っているように感じますが、今すぐ良くなる訳がないと思います。ここまで相当の時間がかかってるんだから。
だからこそ、これから先は、社会不安なネガティブな思いで心をいっぱいにする時間以上に、まずはこれから先自分がどんな人になりたいか、世界に溢れるヒントを磁石のように引き寄せながら自分像や社会像を描いて近づこう実現しようと時間を費やす方が、人には大切だと思います。
ただ今実家にてテレビをみて休んでます( ̄ー ̄)がこんな番組に出会いました。
ガーデニングに携わるイギリスの庭師がある意味帝国主義的な自然の搾取に自ら気づいたそうです。そして水を一切やらない庭や、山火事で再生不可能だと思われた山に取り組み蘇らせた女性の庭師の姿に宿る魂とパッションに、惹きつけられました。
植物が土壌に根付き、自らの力で生きるまでは、相当の時間がかかる。時に干ばつなどの天災がある。それでも植物の力を信じて見守り待ち続ける。間に合わせでホースで水をやるよりも、ストレスを軽減させるために葉を刈込んでやるほうが大切なのだそうです。
植物自らの力がフルに発動するまでの時間の流れを植物の目線で付き合い、自らも自分と葛藤しつつ、植物を真に慈しむことを自ら学ぶのが、庭師というクリエイターなのだ彼女の生き様から知りました。
そして、ここ日本の地に目を戻してみると…、
日本には、岩と苔と砂利で自然や宇宙との調和空間を表現し続けた庭師が昔からいます。彼等がなしたクリエイションの凄さと半端ない魂とパッションに、改めて感心します。
彼等には環境や境遇への後ろ向きな甘えはなかったはず。それより前に進む喜びがあったはず。二年前にソロ作品を作ろうとの思いで赴いた京都で庭を見て、そう感じ気が引き締まったのも思いだしました。
人間が少なくとも一万年は生存し続けたこの土壌には、這上がり再生するだけの力も知恵も魂も埋まっているように私には感じられます。それは目にはみえなくとも資源だと思います。
そして、その資源を活用して新たな時代を築きあげられるのは、他人でもお役人でも政治家でも新しいアメリカ大統領でもなく、孤独な脆弱な自分という器だと、誰しもが思うことが、今とても大切だと思います。
テレビで庭師を見ていても思いましたが、自分を見つめ夢を膨らませ世界に向かって表現や実現ができる生物は、人間以外に今のところみつかっていない。この地球にも、銀河にも、宇宙にも。人間は孤独でアメージングな存在です。
孤独や不安や弱さや絶望を感じる生物=夢を見、先を切り開こうとできるかけがえのない存在とも言えるのでしょう。
もちろん他人や社会を憎んだり利用して暗く生きたり利己主義につっ走ったりもできますが、同じ環境や境遇の下で正反対の生き方ができる人もいます。どちらに進むかは、その人の心次第でしょう。
戻る家のない人たちがいて、誰しも後戻りできない厳しい時代に、少なくとも私という人間は、良く生きたい良い変化を遂げたいと思います。
今年もどうぞ、よろしくお願いいたします☆





コメント (2)
宮本晃介:
新年のご挨拶が遅れ申し訳ございません。ご無沙汰です。今年も宜しくお願いいたします。
イギリスの女性庭師の番組は午前中のNHKでしたか。それなら見ました。庭といえば私は、小さい頃に植木屋か庭師になりたかったんですよ。近所の池が小さいながらも立派で、滝もありスイレンが育ち、金魚が悠々暮らしている・・・そんな小宇宙が魅力的でした。まるで盆栽のよう。
日本か欧米か、ちょっと知識がごっちゃになりましたが、ガーデニングというのは、小宇宙を作る概念が根底にあるそうですね。
投稿者: 宮本晃介 | 2009年01月07日 23:22
佐和香:
明けましておめでとうございます(^-^)
今年もよろしくお願いします。
庭を、小宇宙を作りたくなるのは、人ならではなんでしょうね。
投稿者: 佐和香 | 2009年01月08日 12:13